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2015年 07月 16日

【第14講】共犯論の諸問題

コアカリキュラム
第6章 共犯
第4節 共犯の諸問題
1.共犯と身分
(山口164-167頁)
短答問題072.gif
(1)身分の意義
6-4-1◎65条における身分の意義を理解し、具体的事例に即して説明することができる。→●各論
ア.判例
① 最判昭和27・9・19〔356〕:「総て一定の犯罪行為に関する犯人の人的関係である特殊の地位又は状態」
② 最判昭和40・3・30〔360〕:強姦罪における男性/共同正犯
③ 最判昭和42・3・7〔29・358〕営利の目的
④ 大判大正2・3・18〔361〕賭博罪の常習性
イ.学説
②~④の事例については批判あり
*義務犯説
(2)65①と65②の関係
6-4-2◎65条1項と2項の関係についての主要な見解を理解し、具体的事例に即して説明することができる。→●各論
ア.判例
① 上記最判昭和42・3・7
② 大判大正3・5・18〔369〕:賭博常習者の非常習者への幇助ー>常習賭博の幇助
*二重の身分犯の場合
① 最判昭和32・11・19〔368〕:非業務者の業務者への関与
② 特別背任罪に関する一連の判例(最決平成15・2・18〔各論402〕、最決平成20・5・19〔403〕など)
イ.学説
(ア)連帯的作用説
(イ)個別的作用説
(ウ)区別説
 a. 形式的区別説
 b.実質的区別説
【参考論文】(上)(下・未刊):日本の学説の類型化(上記の分類)
【授業時間外学習】
2.片面的共犯
6-4-3◎片面的共犯の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
3.承継的共犯
6-4-4◎承継的共犯の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
4. 共犯関係からの離脱/共犯の中止犯
6-4-5◎共犯関係の解消・離脱が認められる要件について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
6-4-6◎共犯に対する中止犯規定の適用について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
5.過失の共同正犯
6-4-7◎過失犯に対する共同正犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
6.結果的加重犯の共犯
6-4-8◎結果的加重犯に対する共犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
7.予備の共犯
6-4-9◎予備罪に対する共犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
8.不作為犯と共犯
6-4-10◎不作為による幇助犯の成立範囲について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
9.正当防衛・過剰防衛と共同正犯
6-4-11◎共同正犯における正当防衛・過剰防衛の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる。

10. 共犯と錯誤(山口・171-173頁)
6-4-12◎共犯における錯誤について理解し、具体的事例に即して説明することができる。
(1) 総説
(2) 教唆・幇助と錯誤
 ア.同一構成要件内の錯誤
 イ.異なった構成要件間の錯誤
(3)共同正犯と錯誤
(4)共犯類型間の錯誤:特に間接正犯と教唆の錯誤
論文問題072.gif
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by strafrecht_bt | 2015-07-16 09:00 | 刑法Ⅰ(総論)


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