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2013年 08月 01日

【補講】共犯の諸問題

コアカリキュラム
【補講】共犯の諸問題
【講義予定項目】
第1回(2013年8月1日2~4時限)
1. 必要的共犯(山口167頁以下) 
◎必要的共犯(集団犯・対向犯)に対する共犯規定の適用について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-1-3)。
(1) 意義と類型
(2) 多衆犯(集団犯)
・内乱教唆(幇助は特別規定79条)
①否定説(団藤各18・大塚各552)
②肯定説(大谷各552・中森235・西田各412)
・騒乱(106)教唆・幇助
①否定説(団藤181・大塚362・内田427)
②肯定説(藤木各81・大谷各374・曾根各213・中森162・西田各292)
(3) 対向犯(西田374以下、同各400)
ア.類型
(ア)同等的処罰型(重婚等)
(イ)差異的処罰型(賄賂等)
(ウ)片面的処罰型(わいせつ物頒布等)
イ.判例
ウ.学説
(ア)立法者意思説
*但しわいせつ物の販売を必要に迫った場合は可罰的(団藤各432)
(イ)実質説(西田377以下、同各400)
2.片面的共犯(山口173頁以下)
◎片面的共犯の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-3)。
【設例】Aは、BがCをピストルで狙っているのいるのを見て、この機会を利用すれば、かねてから恨みのあったCをより確実に殺害できると思い(Bとの意思連絡なしに)、ほぼ同時にCに向かって発砲した。Cは、これらのうち1発の弾丸が当たったために死亡したが、それがAの撃った弾だったのかBの弾だったのかは認定できなかった。
(1) 意義と類型
(2) 判例
(3) 学説
3.承継的共犯(山口174頁)
◎承継的共犯の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-4)。
(1) 意義と類型
(2) 判例
(3) 学説
4. 共犯関係からの離脱/共犯の中止犯(山口175頁以下)
◎共犯関係の解消・離脱が認められる要件について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-5)。
◎共犯に対する中止犯規定の適用について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-6)。
5.過失の共同正犯(山口177頁以下)
◎過失犯に対する共同正犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-7)。
【文献】松宮(明石)松宮(三菱自工)松宮(大塚)金子(過失共同正犯)金子(三菱自工)平野潔(明石)
【判例】ローリング・ストーンズ事件判決(スイス
6.結果的加重犯の共犯(山口178頁)
◎結果的加重犯に対する共犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-8)。
第2回(日程未定)
7.予備の共犯(山口157頁以下)
◎予備罪に対する共犯規定の適用の可否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-9)。
8.不作為犯と共犯(山口178頁以下)
◎不作為による幇助犯の成立範囲について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-10)。
9.正当防衛・過剰防衛と共同正犯(山口170頁)
◎共同正犯における正当防衛・過剰防衛の成否について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-11)。
10. 共犯と錯誤(山口171頁以下)
◎共犯における錯誤について理解し、具体的事例に即して説明することができる(6-4-12)。
(1) 意義と類型
共犯と錯誤
共犯過剰
(2) 狭義の共犯と錯誤
(3) 共同正犯と錯誤
(4) 共犯形式間の錯誤
11. 中立的行為と幇助
12.まとめ:共犯の処罰根拠論(山口150頁以下)
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by strafrecht_bt | 2013-08-01 10:40 | 刑法Ⅰ(総論)


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