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2013年 09月 14日

【223条注釈】強要罪

コアカリキュラム
刑法(条文
強要罪
(強要)
第二百二十三条  生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、三年以下の懲役に処する。
2  親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者も、前項と同様とする。
3  前二項の罪の未遂は、罰する。

(1990年代までの学説については中山・アブストラクト3版473頁以下)
1 行為
(1) 暴行を手段とする場合の条件
判例
学説
(2) 強要行為の事例
判例
(3) 法律上の義務の強要
学説
2 未遂と既遂
(1) 強要未遂の事例
判例
(2) 実行の着手時期
学説
3 罪数
判例
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:47 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【222条前注】脅迫の罪(32章)

コアカリキュラム
刑法(条文
(1990年代までの学説については、中山・アブストラクト3版470頁)
第32章 脅迫の罪 [脅迫罪・強要罪] (総説) 
1. 脅迫の罪の構成
(1)脅迫罪
(2)強要罪
2. 脅迫の罪の保護法益
(1)強要罪の保護法益:意思決定および意思実現の自由に対する侵害犯(通説)
*意思活動(行動)の自由が保護法益であり、意思決定の自由はその前提として保護されるにすぎない(山口233)
*強要罪は、脅迫罪と同一の章に置かれ、その告知内容にも脅迫罪と同一の限定が付されている一方、脅迫を手段とする他の犯罪類型とは異なり、強制される活動の種類・性質を問わないことからすると、意思決定の結果よりも過程を重視したものであって、第一次的には「他人による心理的支配からの自由」を保護し、付加的に「外部的な活動の自由」を保護(松原・法セミ687号148頁)
*権利として保護されている意思決定・意思活動の自由
(2)脅迫罪の保護法益(山口231参照)
 ア. 自由説:意思決定・意思活動の自由に対する危険犯(団藤)
*脅迫罪は、自己の重要な利益が他人の掌中に握られているという観念と結びついた恐怖心を抱かせることで人を心理的に支配し抑圧することを罰するものであって、他人の心理的支配・抑圧を受けないという意味での「他人による心理的支配からの自由」を保護法益とすると解すべき(松原・法セミ687号148頁)
*権利として保護されている意思決定・意思活動の自由ー>脅迫概念
論拠:①単なる警告、吉兆禍福の告知 「爆弾をしかけた」との告知を本罪の対象から除外するため、意思活動の自由に対する危険を問題とすべき。
②平穏説ではこれらの場合も本罪の対象になるが、それでは「害を加える旨を告知して」という文理に反する 。←批判:単なる警告であっても意思活動の自由への侵害は生じうる。

 イ.平穏説:個人の平穏、安全感に対する侵害犯/危険犯(平野・概説173)
論拠:① 本罪の成立には特定の決意・行動を左右することが前提とされていない。
② 強要未遂とは別個に処罰される以上、本罪については平穏侵害という独自の法益侵害を要件とすべき。
(批判)たしかに、個別の意思決定・意思活動の自由に対する危険は強要罪の未遂によって捕捉されるため、脅迫罪をこの意味での意思決定の自由に対する危険犯とはいいにくい。しかし、脅迫とは、自ら直接または間接に害を加えることの告知をいうが、天変地異のように行為者が左右しえない事実の告知も安全感を害することに変わりないので、有力説からは、これを脅迫罪から除外する理由が失われてしまう(松原・法セミ687号148頁)。

ウ 重畳説:安全感を害することによる意思活動の自由の危殆化
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:46 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【222条注釈】脅迫罪

コアカリキュラム
刑法(条文
脅迫罪
第222条(脅迫)「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
2  親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。

1.「脅迫」の意義:「脅迫」= 一般人をして畏怖せしめるに足る害悪の告知(山口231)
相手方がこの告知を認識したことを要するが現実には畏怖したことは不要(判例刑法)←危険犯
*脅迫と警告の区別
本罪にいう脅迫に該当するか、単なる嫌がらせに過ぎないか、の判断は、具体的諸事情(告知内容、相手方の性別、年齢、周囲の状況等)の考慮による。
「出火見舞い」事件(判例刑法)
2.加害の対象
(1)限定列挙
(2)「村八分」(=集団的共同絶交)は脅迫にあたるか?
 ア.判例(判例刑法)
 イ.学説
・肯定説←交際の自由と名誉に対する加害の告知ととらえる。
・否定説
(論拠)①個人には交際しない自由がある/②村八分の決定の告知は、名誉侵害であるといえず将来の加害の告知とはいえない(平野法セミ201号66頁、中91頁)/③現在の社会生活の状況
*親族の意義:加害対象者に「内縁の妻」を含むか?
(3)法人に対する脅迫罪
 ア.判例(判例刑法)
 イ.学説
・肯定説
・否定説
3.害悪の内容
(1)「加害は,将来の害悪で,告知者が直接・間接にその惹起を支配・左右しうるものとして告知」(山口232)することが必要(判例刑法)
*天災や吉兆禍福の予告(例:天罰)の告知
*自分では左右できない害悪の告知:「君には厳烈な審判が下されるであろう」(名古屋高判昭和45年10月28日刑月2巻10号1030頁)/「人民政府ができた暁には人民裁判によって断頭台上に裁かれる。人民政府ができるのは近い将来である」(広島高松支判昭和25年7月3日高刑3巻2号247頁)。
*間接脅迫:「俺の仲間は沢山居つてそいつ等も君をやつつけるのだと相当意気込んで居る」と告知(最判昭和27年7月25日刑集6巻7号921頁)。
(2)告知する害悪はそれ自体犯罪であることを要するか?
 ア.判例:権利行使の意思がなく相手を畏怖させる目的で告知した場合に脅迫にあたる(大判大正3年12月1日刑録20輯2303頁・判例刑法)。
 イ.学説
・不要説 (団藤、大塚)
・必要説 (平野・法セミ201号66頁、中90頁):適法な事実の告知は違法たりえない
4.加害告知の方法(制限なし)
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:46 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【220・221条注釈】逮捕・監禁罪/逮捕・監禁致死傷(31章)

コアカリキュラム
刑法(条文
逮捕・監禁罪
(1990年代までの学説については、中山・アブストラクト3版467頁以下)
第三十一章 逮捕及び監禁の罪
(逮捕及び監禁)
第二百二十条  不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。
1 客体
2 行為
3 「不法に」の意義
4 罪数
(逮捕等致死傷)
第二百二十一条  前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。
判例
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:45 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【220条前注】自由に対する罪

コアカリキュラム
刑法(条文
(山口・刑法2版230頁)
自由に対する罪
前注
1 自由の法的保障
(1)憲法上の自由権
(2)刑法上の保護法益としての自由
「自由」は、人間の人格の発露として刑法上も重要な保護の対象となっている。
*「生命・身体に次いで」(山口230)
2 「自由」概念:多義的で広汎な概念
・他人から強制・抑圧されていない状態
・自己実現のための手段を利用しうる状態
*カント・ヘーゲルの自由概念
*抑圧の対象/自己実現の手段の多様性+自由侵害の認識の困難性ー>刑法は、自由一般ではなく、具体的な内容をもった個別の自由を断片的に保護するにとどめている(松原)。
3 自由に対する罪の分類(通説)
①意思決定(および意思活動)の自由に対する罪(脅迫罪、強要罪)
②移動の自由に対する罪(逮捕・監禁罪)
③性的自己決定の自由に対する罪(強制わいせつ罪、強姦罪)
④住居に人を入れるか否かの自由に対する罪(住居侵入罪)
⑤社会活動の自由に対する罪(業務妨害罪)
*①は、意思決定の過程自体に対する抑圧・支配を処罰し、意思決定によって実現される利益の種類を問わない/②③④⑤は、意思決定によって実現される利益の性質に注目し、特定の利益の実現に向けられた自由の侵害を罰するもの
*住居侵入罪の位置づけ
*業務妨害罪の位置づけ
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:43 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【217条前注】遺棄の罪(30章)

 「刑法」明治四十年四月二十四日法律第四十五号
【条文】第三十章 遺棄の罪
(遺棄)
第二百十七条  老年、幼年、身体障害又は疾病のために扶助を必要とする者を遺棄した者は、一年以下の懲役に処する。
(保護責任者遺棄等)
第二百十八条  老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。
(遺棄等致死傷)
第二百十九条  前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。
【注釈】
1.保護法益
2 危険犯
3 類型
(1)単純遺棄罪
(2)保護責任者遺棄罪/不保護罪
(3)遺棄致死傷罪
4 遺棄概念
(1)総説
「保護責任者遺棄罪と単純遺棄罪の関係は、刑法各論中の難問中の難問」(佐伯仁志・刑法総論の考え方・楽しみ方415頁)
(2)217条の遺棄概念
(3)218条の遺棄概念
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:42 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【212条前注】堕胎の罪(29章)

「刑法」明治四十年四月二十四日法律第四十五号
【条文】第二十九章 堕胎の罪
(堕胎)
第二百十二条  妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎したときは、一年以下の懲役に処する。
(同意堕胎及び同致死傷)
第二百十三条  女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させた者は、二年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させた者は、三月以上五年以下の懲役に処する。
(業務上堕胎及び同致死傷)
第二百十四条  医師、助産師、薬剤師又は医薬品販売業者が女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させたときは、三月以上五年以下の懲役に処する。よって女子を死傷させたときは、六月以上七年以下の懲役に処する。
(不同意堕胎)
第二百十五条  女子の嘱託を受けないで、又はその承諾を得ないで堕胎させた者は、六月以上七年以下の懲役に処する。
2  前項の罪の未遂は、罰する。
(不同意堕胎致死傷)
第二百十六条  前条の罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。
【注釈】
1.総説
2.違法阻却事由
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 21:40 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【204条前注】身体に対する罪

「刑法」明治四十年四月二十四日法律第四十五号
【条文】第27章 傷害の罪
(傷害)
第204条  人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(傷害致死)
第205条  身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、三年以上の有期懲役に処する。
(現場助勢)
第206条  前二条の犯罪が行われるに当たり、現場において勢いを助けた者は、自ら人を傷害しなくても、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
(同時傷害の特例)
第207条  二人以上で暴行を加えて人を傷害した場合において、それぞれの暴行による傷害の軽重を知ることができず、又はその傷害を生じさせた者を知ることができないときは、共同して実行した者でなくても、共犯の例による。
(暴行)
第208条  暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
【旧規定】
(危険運転致死傷)
第208条の2  アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。
2  人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、前項と同様とする。赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、同様とする。
(凶器準備集合及び結集)
第二百八条の三  二人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対し共同して害を加える目的で集合した場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って集合した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
2  前項の場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って人を集合させた者は、三年以下の懲役に処する。

【新規定】
(凶器準備集合及び結集)
第208条の 二人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対し共同して害を加える目的で集合した場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って集合した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
2  前項の場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って人を集合させた者は、三年以下の懲役に処する。

第28章 過失傷害の罪
(過失傷害)
第209条  過失により人を傷害した者は、三十万円以下の罰金又は科料に処する。
2  前項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
(過失致死)
第210条  過失により人を死亡させた者は、五十万円以下の罰金に処する。
【旧規定】
(業務上過失致死傷等)
第211条  業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
2  自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

【新規定】
(業務上過失致死傷等)
第211条  業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
(2項削除)
【新法】自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」平成二十五年十一月二十七日法律第八十六号

(危険運転致死傷)
第二条  次に掲げる行為を行い、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。
一  アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
二  その進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させる行為
三  その進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させる行為
四  人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
五  赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
六  通行禁止道路(道路標識若しくは道路標示により、又はその他法令の規定により自動車の通行が禁止されている道路又はその部分であって、これを通行することが人又は車に交通の危険を生じさせるものとして政令で定めるものをいう。)を進行し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為

第三条  アルコール又は薬物の影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、そのアルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を負傷させた者は十二年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は十五年以下の懲役に処する。
2  自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。

(過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱)
第四条  アルコール又は薬物の影響によりその走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で自動車を運転した者が、運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合において、その運転の時のアルコール又は薬物の影響の有無又は程度が発覚することを免れる目的で、更にアルコール又は薬物を摂取すること、その場を離れて身体に保有するアルコール又は薬物の濃度を減少させることその他その影響の有無又は程度が発覚することを免れるべき行為をしたときは、十二年以下の懲役に処する。

(過失運転致死傷)
第五条  自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

(無免許運転による加重)
第六条  第二条(第三号を除く。)の罪を犯した者(人を負傷させた者に限る。)が、その罪を犯した時に無免許運転をしたものであるときは、六月以上の有期懲役に処する。
2  第三条の罪を犯した者が、その罪を犯した時に無免許運転をしたものであるときは、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は六月以上の有期懲役に処する。
3  第四条の罪を犯した者が、その罪を犯した時に無免許運転をしたものであるときは、十五年以下の懲役に処する。
4  前条の罪を犯した者が、その罪を犯した時に無免許運転をしたものであるときは、十年以下の懲役に処する。
【注釈】
1 総説:改正の経過
危険運転致死傷罪(旧208条の2)は改正され,自動車運転過失致死傷罪(旧211条2項)と共に,刑法から,自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律(平成25年法律第86号)に移された。その結果,凶器準備集合罪(旧208条の3)が新208条の2となった。
2 分類
(1)故意犯
(2)結果的加重犯
ア 暴行の結果的加重犯としての傷害罪
イ 傷害致死罪(205条)
ウ 危険運転致死傷罪(旧208の2)→新法へ
(3)過失犯
ア (単純)過失
 (ア)致傷(209条)
 (イ)致死(210条)
イ 重過失
ウ 業務上過失
 (ア)業務上過失
 (イ)自動車運転過失(旧211条2項)→新法へ

改正の解説
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 19:09 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【202条注釈】自殺関与罪

「刑法」明治四十年四月二十四日法律第四十五号
【条文】
(自殺関与及び同意殺人)
第二百二条  人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、六月以上七年以下の懲役又は禁錮に処する。
(未遂罪)
第二百三条  第百九十九条及び前条の罪の未遂は、罰する。
【注釈】自殺関与罪
(1990年代までの学説については、中山・アブストラクト3版443頁以下)
1 自殺
学説
・責任阻却説
・可罰的違法性阻却説
・放任行為説(法的に自由な領域説)
・適法行為説
2 行為の態様
3 同意の有効性
判例
学説
4 実行の着手時期
学説
5 同意の錯誤
判例
学説
6 安楽死
->35条

コアカリキュラム
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 18:41 | 刑法注釈
2013年 09月 14日

【201条注釈】殺人予備罪

「刑法」明治四十年四月二十四日法律第四十五号
【条文】

【注釈】殺人予備罪
(1990年代までの学説については、中山・アブストラクト3版442頁以下)
(予備)
第二百一条  第百九十九条の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。
1 行為
判例
2 中止犯
判例
学説
3 共犯
判例
学説
・肯定説
・否定説

コアカリキュラム
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by strafrecht_bt | 2013-09-14 18:28 | 刑法注釈