刑法授業補充ブログ

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2016年 03月 31日

【新判例】証拠偽造罪

最決平成28・3・31
事件番号: 平成26(あ)1857
事件名: 詐欺,証拠隠滅被告事件
裁判年月日: 平成28年3月31日
法廷名: 最高裁判所第一小法廷
裁判種別: 決定
結果: 棄却
原審裁判所名: 大阪高等裁判所
原審事件番号: 平成26(う)493
原審裁判年月日:平成26年11月26日
判示事項:裁判要旨
他人の刑事事件について捜査官と相談しながら虚偽の供述内容を創作するなどして供述調書を作成した行為が証拠偽造罪に当たるとされた事例

事案
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by strafrecht_bt | 2016-03-31 15:56 | 刑法Ⅱ(各論)
2016年 03月 23日

2015年司法試験採点実感等に関する意見(刑事法)

2015年司法試験採点実感等に関する意見(刑事法)
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by strafrecht_bt | 2016-03-23 09:53 | 司法試験
2016年 03月 21日

ベンサムの死刑論

応報刑/抑止刑
タリオの法と応報(BBC)
ベンサムの死刑論批判(レジュメThe Works of Jeremy Bentham, Part II, p450からの引用
参考文献:江口聡「制裁と倫理学 ―サンクションの可能性と限界、 あるいは、功利主義の可能性とその限界」

復習問題
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by strafrecht_bt | 2016-03-21 12:06 | 刑法Ⅰ(総論)
2016年 03月 19日

司法試験の論文採点基準

司法試験の採点基準
論文式試験の採点
優秀:   100~75(5%)
(特に優秀:100~95)
良好    74~58 (25%)
一応の水準:57~42 (40%)
不良:   41~0  (30%)
(特に不良:5~0)
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by strafrecht_bt | 2016-03-19 19:05 | 司法試験
2016年 03月 06日

EU刑法

今年の後期に政策創造学部での「欧州連合と法」という科目の担当を依頼された。これまであまり研究してこなかった分野だが、EU刑法を中心にしてもよいかという条件で引き受けた。EU法は、現在多くの大学で講義等が開講されているが、その多くは経済法を中心としたものである。例えば慶応大学の庄司教授の講義は次のようなものである。
第1回 EU法入門
 EU基本条約の概要について説明した後、まず、EU権限の類型、EU法の法源について解説する。次いで、EU立法過程に関与する諸機関(理事会、欧州議会、コミッション)および立法手続について概説し、最後にEUの司法制度の概要について説明を行う。
第2回 EU域内市場総論
 域内市場法の総論として、物・人・サービス・資本の自由移動および競争法について概観する。
第3回 物の自由移動Ⅰ(関税・課徴金の廃止、差別的内国税の禁止)
 物の自由移動のうち、関税・課徴金の廃止および差別的内国税の禁止について解説する。
第4回 物の自由移動Ⅱ(数量制限と同等の効果を有する措置の禁止)
 物の自由移動における最大の問題である「数量制限と同等の効果を有する措置」について、定義、明文の適用除外、相互承認と「不可避的要請」、デ・ミニミス・ルールの有無、遠隔度テスト、「一定の販売取り決め」、市場アクセス・アプローチに関連する判例を取り上げながら、EUと加盟国の間における規制権限の配分に関して解説を行う。
第5回 物の自由移動Ⅲ(知的財産権との関係)
 国内法の所産としての知的財産権はEU域内市場における物の自由移動を制限する方向に働くが、EU司法裁判所はどのようにして両者の調和を図っているかについて権利消尽理論に焦点を当て、特許、商標、著作権に関する判例を取り上げながら説明する。
第6回 人の自由移動Ⅰ(労働者、開業、サービスの自由移動)
 経済活動に従事するEU加盟国国民の自由移動について物の自由移動と比較しつつ、その範囲、明文の適用除外、相互承認と「公益上不可欠の理由」、資格同等性原則、デ・ミニミス・ルールの有無に関連する判例を取り上げながら、EUと加盟国の間における規制権限の配分に関して解説を行う。そのさい、会社の移動、租税法、労働者の国外配置(派遣を含む)などの個別の問題についても触れる。
第7回 人の自由移動Ⅱ(EU市民権)
 経済活動を行わない場合の人の自由移動の問題として、EU市民権に関する判例法を解説する。また、それとの対比において第三国国民がどのように扱われているのかについても触れる。
第8回 資本の自由移動および経済通貨同盟
 資本の自由移動について他の自由移動との相違を踏まえながら、その範囲および適用除外について判例の動向とともに解説する。また、単一通貨ユーロ導入後におけるEUの金融政策、財政政策および銀行監督の法的枠組みについても説明する。
第9回 ゲストスピーカー
 日EU経済連携協定について
第10回 EU競争法Ⅰ(EU競争法の制度・手続)
 まずEU競争法の枠組みおよび目的について説明し、次にEU競争法の遵守確保(enforcement)について定める規則1/2003に焦点を当て、とくにコミッション、国内裁判所、国内競争当局の関係に関して解説を行う。最後に、EU競争法手続における基本権保護の問題を取り上げる。
第11回 EU競争法Ⅱ(競争制限的行為の禁止)
 EU機能条約第101条の解説を行う。まず第101条1項について、事業者、協定および協調的行為、「目的又は効果」、デ・ミニミス・ルール等の解説を行う。また、第101条3項の適用除外について、排他的流通や選択的流通などの垂直的制限に関する一括適用除外なども素材として使用しながら解説する。最後に、域外適用の問題についても取り上げる。
第12回 EU競争法Ⅲ(支配的地位の濫用の禁止)
 EU機能条約第102条の解説を行う。まず支配的地位の有無に関し、産品市場および地理的市場、市場占有率および参入障壁について解説した後、濫用の態様について説明する。
第13回 EU競争法Ⅳ(合併規則)
 EU合併規則の背景、合併規則におけるEUの管轄、手続および実体的審査について、それぞれ解説する。
第14回 EU競争法Ⅴ(EU競争法と公共サービス)
 まずEU法における市場と国家の関係について述べた後、公の事業者等に対するEU競争法の適用の問題、国家援助規制と公共サービスの関係、一般的経済利益を有するサービスの順に解説を行う。
第15回 ゲストスピーカー
 日本の法曹とEU法について


これに対して私の講義では次のような項目で講義しようと思う。
第1回 EUとは何か(フォンテーヌ・後掲書参照)
(1)歴史的背景
第2回
(2)地理的背景
(3)EUの危機:EUに未来はあるか?
第3回 EU法総論
(1)EU法の効果
a) EU法の直接的効果(庄司・後掲書31頁以下)
b) EU法の優越性(庄司・後掲書49頁以下) 
(2)EU法の適用範囲:EUにおけるトランスナショナルな法空間の構築
 a) 域内市場(庄司・後掲書74頁以下)
 b)物・人・サービス・資本の自由移動原則(庄司・後掲書91頁以下)
第4回
(3)EUの権限と諸機関(庄司・後掲書246頁以下)
第5回
(4)EUの司法制度(庄司・後掲書311頁以下)
*欧州人権裁判所とEUの関係
第6回 EU法各論
(1)EU経済法:特に競争法(庄司・後掲書115頁以下)
第7回
(2) EU刑法Ⅰ
第8回 EU刑法Ⅱ
第9回 EU刑法Ⅲ
第10回
(3)人の自由移動と刑事司法協力(庄司・後掲書201頁以下参照)
*EUと移民・難民問題
第11回
(4)EUにおける基本的人権の保護
第12回
(5)EUにおけるテロ対策:自由と安全
第13回
(6)EU環境法(庄司・後掲書222頁以下)
第14回
(7)EUワイン法(http://eumag.jp/feature/b1015/)
*ワイン刑法(例:ドイツ・ワイン法48,49条)
第15回:試験と全体のまとめ
   
【参考書】
庄司克宏 『はじめてのEU法』(2015年・有斐閣)  
パスカル・フォンテーヌ 『EUを知るための12章』(Web・日本語版・2013年・駐日欧州連合代表部)
EU刑法I~Ⅲの部分の詳細はまだ未定であるが徐々に明らかにしていきたい。
【EU刑法に関する日本語文献】(次回)

EU刑法関係の最新ニュース
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by strafrecht_bt | 2016-03-06 22:05 | EU刑法
2016年 03月 06日

Pereboom 不作為と責任の異なる意味(論文紹介)

Omissions and Different Senses of Responsibility,” in Agency and Moral Responsibility, Andrei Buckareff, Carlos Moya, and Sergi Rosell, New York: Palgrave-Macmillan, forthcoming, pp. 179-91.
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by strafrecht_bt | 2016-03-06 17:10 | 行為論
2016年 03月 06日

Pereboom 自由意志懐疑論と刑罰(論文紹介)

"Free Will Skepticism and Criminal Punishment," in The Future of Punishment, Thomas Nadelhoffer, ed., New York: Oxford University Press, 2013, pp. 49-78.
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by strafrecht_bt | 2016-03-06 17:04 | 意志自由論