2013年 06月 14日
〔第4問〕(配点:4) 次のアからオまでの各事例における甲の罪責について判例の立場に従って検討し,甲に窃盗罪が 成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。(解答欄は,アからオの順に[No5] から[No9]) ア.甲は,夜道を歩いていた際,乙が路上で倒れて急死したのを目撃し,乙が死亡しているのを 認識した上で,乙の上着ポケットに入っていた財布を自分のものにしようと考え,これを取り 出して自分のかばんにしまった。[No5] イ.甲は,乙を強姦した直後,警察に通報されないよう乙の携帯電話を破壊するため,乙の持っ ていたかばんから,乙に気付かれないうちに乙の携帯電話を取り出してその場で破壊した。[No 6] ウ.甲は,自然湖であるA湖内で,同湖の一部を区切って錦鯉を養殖している乙のいけすから逃 げ出した錦鯉20匹を発見し,乙が養殖していた錦鯉であると認識しながら,これを自分のも のにするため捕獲し,第三者に売却した。[No7] エ.甲は,乙から鍵の掛かった乙の手提げ金庫を預かって保管していたが,同金庫の在中物を自 分のものにしようと考え,同金庫を破壊し,中に入っていた乙の宝石を取り出し,第三者に売 却した。[No8] オ.甲は,A駅行きの満員電車に乗っていた際,隣の席に座っていた乙がかばんを忘れたままB 駅で下車したのを目撃し,乙のかばんとその中身を自分のものにしようと考え,次のC駅で乙 のかばんを持って下車し,自宅に持ち帰った。[No9]
by strafrecht_bt
| 2013-06-14 07:01
| 司法試験
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