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2014年 06月 23日

2014〔第9問〕(配点:2)実行の着手

次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合,誤っているものはどれか。(解答欄は,[№15])
1.甲は,電話線を盗む目的で,電柱に架設されていた電話会社所有の電話線を切断しているところを警察官に発見された。甲には窃盗罪の実行の着手が認められる。
2.甲は,深夜,金品窃取の目的で電器店に侵入し,懐中電灯で真っ暗な店内を照らしたところ,陳列棚に電気器具類があることを認識したが,なるべく現金を盗みたいと思い,歩いてレジの前に至ったところで警備員に発見された。甲には窃盗罪の実行の着手が認められる。
3.甲は,夜間,一人で歩いていたV女を見付け,約5キロメートル先のひとけのない工事現場にV女を連れ込んで強姦することを決意し,V女を殴って失神させた上,近くに停めていたダンプカーの助手席にV女を乗せて発進させた。甲には強姦罪の実行の着手が認められる。
4.甲は,X の住んでいる家を焼損する目的で,これと約50センチメートル隔てて隣接している木造物置小屋の中のわらや薪に灯油をまいて放火したが,物置小屋の一部を焼損するにとどまった。甲には現住建造物等放火罪の実行の着手が認められる。
5.甲は,登校中の子供に毒入りジュースを飲ませてこれを殺害する目的で,前日の夜に,夜間は人通りのない通学路に致死量を超える毒を混入させたペットボトル入りのジュースを置いた。甲には殺人罪の実行の着手が認められる。

by strafrecht_bt | 2014-06-23 11:59 | 司法試験


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